ステロイド抵抗性喘息と診断する前に検討すべき事項
①吸入薬の使用量、デバイスの選択は適切か
②吸入に当たっての使用法(デバイスの誤動作)、服薬アドヒアランスの確認
吸入療法では鼻から呼出
③増悪因子の確認と排除
・増悪させうる薬剤の服薬(NSAIDs、β遮断薬など)、
・喫煙(ステロイド感受性低下)
・ダニ・真菌(アスペルギルス、アルテルナリア、ペニシリウム、クラドスポリウム、カンジダ、トリコフィトン)・ペット(ネコ、ハムスター、ウサギ)などの感作アレルゲンの確認と排除
日本人の成人喘息の約半数がハウスダストやダニに感作。
④誘発因子の確認と排除:気道感染、過労、ストレスが3大誘因
強い臭気、笑い、大気汚染、天候など黄砂によって気管支喘息の約20%が悪化。
食事起因性運動誘発性アナフィラキシーの合併の確認。