保坂内科消化器科のブログ

日々学んだことを備忘録として記します。

CTC(CT colonography)における評価

C-RADS (CTColonography Reporting And Data System)

C1→フォロー間隔は5年間.

C1であった患者で平均4.7年のフォロー期間で1例のみが大腸癌の診断を受け、粗発症率0.2/1000人・年であった.

 

C2→フォロー間隔は3年間.

C2病変と判断された93人の患者に対して3-4.6年の間に再度CTCを施行した米国の前向きコホート研究では、3年後に大腸癌 への進展はみられなかった.

 

C3→下部内視鏡による処置.

下部内視鏡検査を受け20mm以下のポリープが見つかった 4619病変を対象とした日本のretrospective studyでは腺腫の癌化率は ≦5mm:0.46%, 6-9mm:3.3%, ≧10mm:28.2%であった.

 

その他E項目については下記を参照。

PubMed Central, TABLE 1: AJR Am J Roentgenol. 2014 Jun; 202(6): 1232–1237. doi: 10.2214/AJR.13.11272