厳格な血糖コントロールによって最小血管障害は抑制。大血管障害の抑制効果は証明されてこなかった。長期的に観察した研究で大血管障害の抑制効果がある可能性。
DPP-4阻害薬:心血管イベントの抑制効果なし。
SGLT2阻害薬:心血管イベントと腎症の抑制効果。ただし、心血管イベント抑制効果は心血管疾患既往患者に限って証明されている。
GLP-1受容体作動薬:心血管イベントの発症と腎症の進展の抑制効果。
血糖コントロールの目標の設定:大まかにはHbA1c<7%。低血糖を惹起しやすい薬剤使用時には0.5-1.0%程度甘めに設定。グリニドは低血糖を惹起しやすい薬剤に分類される場合もされない場合もある。